GPSロガー「HOLUX M-241」をMacで利用する

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先日、GPSロガー「HOLUX M-241」を購入したことは話題にしました。

 → GPSロガー「HOLUX M-241」を買ってみた(2016年6月1日の話題)

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購入後、数回持ち運んで、ログを取りましたので、パソコンに繋いで、ログの抽出を行いました。

ウチのメインパソコンは「Mac」ですので、「Mac」で取り出す方法を今回はご案内。

まずは、「HOLUX M-241」の簡単な設定方法からご案内。

ウチの購入した本体のファームウェアのバージョンは「V1.14」です。それを前提に説明していきます。

また、使用する「Mac」は「Mac OS X 10.9 Mavericks」です。

 画面表示について

普通に電源を入れると、通常画面になります。

それから、「MENU」ボタンを押す度に、下記の順番で本体のディスプレイ表示が変わります。

「通常画面」「時計」「位置情報」「速度と高度」「移動距離計測」「設定」

 「設定」について

設定については、さらにメニューがあります。これについても軽くご案内。

< 計測モード > ポイント/ルート を選択します。

 ポイント:起点と終点の距離が記録されます。
 ルート:各ポイント間の距離が累積記録されます。

つまり、「ポイント」の場合は、記録開始時と終了時の距離を記録するようになりますが、「ルート」の場合は、各ポイント間の距離が累積記録されるので、迷ってウロウロした場合、その距離も累積されてしまうといったところです。

< 単位 > km/mile を選択します。

日本では「mile」の文化はありませんので、「km」一択でしょう。

< 記録保存方法 > フルストップ/上書き を選択します。

 フルストップ:容量がいっぱいになると、ログの取得をストップします。
 上書き:容量がいっぱいになると、古いデータに上書きしていきます。

< 時間制でログ >

ログを記録する時間の間隔を設定できます。「1秒」、「5秒」、「10秒」、「15秒」、「30秒」、「60秒」、「120秒」から選択可能です。「Esc」という文字も表記されますが、これは「設定に戻る」という意味です。

< 距離制でログ >

ログを記録する距離の間隔を設定できます。「50m」、「100m」、「150m」、「300m」、「500m」、「1000m」から選択可能です。「Esc」という文字も表記されますが、これは「設定に戻る」という意味です。

< 言語 > 日本語/English を選択します。

< 自動記録 > ON/OFF を選択します。

「ON」にすると、電源を入れると同時にログの記録が開始されます。

< Back Light > 液晶のバックライトが消えるまでの時間を設定できます。

「5秒」、「10秒」、「15秒」、「30秒」、「60秒」、「ON」から選択可能です。「Esc」という文字も表記されますが、これは「設定に戻る」という意味です。

< Bluetooth >

「Bluetooth」の「ON/OFF」を設定できます。

< 記録削除 >

これまで記録したログの削除を行うことができます。

< 初期化 >

本体の初期化を行います。

簡単に「設定」について説明したところで、ウチのログの設定についてですが、以下の通りの設定にしています。

計測モードポイント
単位km
記録保存方法フルストップ
時間制でログ10秒
自動記録OFF
Back Light5秒
BluetoothON

この状況で、何日かログを取りましたので、パソコンに落とし込んで確認をして行きます。

「Mac」と「HOLUX M-241」の接続については「Bluetooth」もしくは「USB」のどちらかとなります。

データの取り出しについては、「Houdah GPS」というソフトを利用しました。

まずは、パソコン本体で「HOLUX M-241」を使用できるようにします。

 USB接続の場合

USBドライバをインストールします。

「CP210x USB to UART Bridge VCP Drivers」というドライバで使用可能となります。

ドライバのダウンロードサイトは以下の通り。

 → http://www.silabs.com/products/mcu/Pages/USBtoUARTBridgeVCPDrivers.aspx

WindowsやLinux、Android用のドライバもありますが、「Mac用」の「Download for Macintosh OSX (v4)」をダウンロードし、インストールをします。

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USB接続の場合は、電源を入れなくても、パソコンと繋ぐことで電力がUSBケーブルから供給され自動的に本体が「電源ON」の状態となります。

 Bluetooth接続の場合

システム環境設定の「Bluetooth」から、ペアリングを行います。

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「HOLUX M-241」の「Bluetooth」の設定を「ON」にしておくのを忘れずに。

「HOLUX_GR241」という名称でペアリングされました。

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次に、データ取り出し用のソフト、「Houdah GPS」をインストールします。

以下のサイトで最新版をダウンロードできます。

 → https://www.houdah.com/houdahGPS/

注意点が1点。

最新版は「OS X 10.10以降」の対応となっています。

それ以前の「OS X」を利用している場合には「HoudahGPS 6.0」をダウンロードして使用します。

ウチの場合は「OS X 10.9」環境での使用ですので、「HoudahGPS 6.0」をインストールしました。

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ダウンロードサイトにも、その旨の案内があります。

ダウンロードしたファイル自体がアプリケーションファイルになっていますので、特にアプリケーションのインストール等の必要はありません。

ダウンロードしたファイルをクリックすると「HoudahGPS」が起動します。

さて、ようやくデータの取り出しです。

 USB接続の場合

「Source」を「Device」にします。

Type:Holux-241
Port:USB
Name:M-241とUSB接続が確立している場合は、接続されたデバイスが選択できるはず

Option:Power Off(電源OFF)、Erase(記録の削除)

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 Bluetooth接続の場合

「Source」を「Device」にします。

Type:Holux-241
Port:Serial / Bluetooth
Name:M-241とBluetooth接続が確立している場合は、接続されたデバイスが選択できるはず

Option:Power Off(電源OFF)、Erase(記録の削除)

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「Destination」で取り込む方式を選択します。(これは、どちらの接続でも同じです)

ウチの場合は「Google Earth」や「Google Map」で使用したいので、「KML」を選択します。

この状態で、右上の「Acquire」を押すと、取り込みが開始されます。保存先は任意の場所を選択可能です。

取り込みが完了すると、「○○○○.kml」というファイルが出来ているはずです。

この「.kml」のファイルですが、「Google Earth」で表示可能です。

「Google Earth」で開いてみると、、、

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上記のような感じでログが表示されます。

今回は4回分のログをまとめて取り込みましたので、「track 1」〜「track 4」の4回分が表示されています。

1つの「trach」に記録したログの「Point」と、移動した経路の「Path」が表示されています。

「Path」だけを表示すると、以下のような感じです。

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移動した経路の確認ができます。この「Path」を選択した状態で、左のメニューの下にある「パスマーク」を押してみると、、、、(上の画像の青い部分です)

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上記の画像のような感じで、移動した履歴を疑似体験できます。

軌跡通りにマップがスクロールして、行動の確認ができます。

ドライブやツーリング、移動した軌跡を「Google Earthの航空写真」で再確認できるわけです。

これは非常に便利。

旅行等に、このロガーを持って行って記録を取っていれば、後日、「あの店はどこだったかな??」、「どうやっていったんだろう??」という位置の確認が簡単に出来ます。

それだけに、迷ってウロウロしてしまったような場合には、その記録が残っちゃうことになって、ちょっと格好悪かったりするかもしれません。

ちなみに、このデータ「Google Map」に表示することも可能です。

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「Google マップ」への移行については、次回の話題で取り上げようと思います。

GPSロガー「HOLUX M-241」は乾電池駆動ですので、旅行や、ちょっとしたドライブ等に持ち出して記録すると、それだけで面白いかもしれません。

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