「Core M-5Y10」でPS2エミュレーター「PCSX2」を動かしてみる

以前、「Atom Z3735F」でPS2エミュレーター「PCSX2」を動かしたことを話題にしました。

今回、「Core M-5Y10」で動作を確認してみました。

使用したマシンは「ASUS TransBook T300CHI-5Y10」です。

以前、購入したことを話題にしました。

　→　ASUS TransBook T300CHI-5Y10を買ってみました
　（２０１５年９月１５日の話題）

マシンのスペックは以下の通り。

・CPU：Core M-5Y10　800MHz
・メモリ：4GB
・SSD：128GB

OSは「Windows 8.1」で動作確認をします。

今回、動作確認を行ったのは、以下の３本。

・天外魔境３
・グランディア　エクストリーム
・炎の宅配便

「天外魔境３」、「グランディア　エクストリーム」は、「Atom Z3735F」の時も動作確認を行いました。その際には、快適とは言うには、ほど遠い状態でした、

今回は「Core M-5Y10」です。

「ドラクエX」のベンチマークでも、３倍の数値差がありましたので、「PCSX2」の動作にも期待がもてます。

設定は、特にいじらずに「初期状態」で行いました。

起動は特に問題無し。

★　天外魔境３

まずは、「天外魔境３」です。

無事に起動しました。

ムービーは全く問題ありません。「fps」も安定して「５５〜６０」の数値をキープしています。

戦闘シーンや、フィールドでも全く問題ありません。

１時間程度プレイしましたが、画面が切り替わる時（フィールドから町に入る等）に、一時「fps」が低下する程度で、その他は実機と遜色無くプレイ可能でした。

★　グランディア　エクストリーム

「グランディア　エクストリーム」です。こちらも起動は問題無し。

「fps」は「５５〜６０」の数値をキープしますが、ムービーが点滅して再生されます。ずっと点滅していて（ちらついていて）非常に見にくい。

通常ゲームシーンや戦闘シーンは、ほぼ問題有りません。

こちらも、画面が切り替わる時にわずかに「fps」が低下する程度でした。

ですが、このゲーム、標準設定のままだと、テクスチャの乱れが見受けられます。プレイに支障が出る訳ではありませんが、気になる場合は、設定を色々といじってみる必要がありそうです。

ムービーの点滅（ちらつき）も設定次第で解消するのかもしれません。

このように画面表示に若干の難点はありましたが、ゲームスピードは実機と同様にプレイ可能でした。

★　炎の宅配便

そして、「炎の宅配便」

起動は問題ありません。

イベントシーン等も、全く問題無し。

「fps」は「５５〜６０」の数値をキープしています。

ゲームシーンですが、「fps」は、ほぼ「５５〜６０」の数値をキープしますが、ごくまれに「５０前後」まで落ちることがあります。

頻繁に落ちるわけではないので、そこさえ我慢すれば、プレイは可能です。

「ASUS TransBook T300CHI-5Y10」でプレイすると、こんな感じです。

コントローラーがあれば、キーボードは不要ですので、画面だけ取り外してのプレイも可能です。

前回の「Atom Z3735F」よりは快適にプレイ可能です。

「グランディア　エクストリーム」や、「炎の宅配便」などの、3D系の物でも、ごくまれに「fps」が落ちる程度で、それ以外は実機並みのスピードでプレイできましたので、設定次第では「タブレット PS2」として十分に使用できるのではないかと思います。

あ、そういえば、、、「PCSX2」の設定の項目の中に「MTVU （マルチスレッド microVU1）」という項目がありました。

マルチスレッドで速度が向上するというものです。

チェックを入れて、上記の３本のソフトで試しましたが、ほぼ変化無し。

ということは、チェックを入れていない状況でも、十分に速度が出ているということかもしれません。

「グランディア　エクストリーム」については、チェックを入れると、テクスチャの乱れが、より酷くなってしまいました。

結論として、「Core M-5Y10」で「PCSX2」は、設定次第で十分に動作させることができると思います。

機会があれば、他のタイトル等も動かしてみようと思います。